爽快ふんばリング

【開発物語】

 

第1章

2017年の看護管理学会に機器出展した時でした。

「うちの施設では水虫、そして巻き爪の方が多くおられます」

「対策で5本指靴下が良いのでしょうが履きにくいし、履かしてあげるのはもっと大変です」

「巻き爪になられている方に対しては細心の注意を払わないと時に爪が取れたりします」

「容易に着用できる商品、開発できませんか」

ブースに来られた老健施設に勤務の看護師さんからの依頼、

「当社には5本指の編機がないのでイメージが湧きません」

「努力はしてみますが期待はしないで待っていてください」

の会話を交わせていただきました。

第2章

2020年3月から肌に優しい超極細繊維のテイジンナノフロントを主素材にした『メガネが曇らず、耳が痛くならないティシュでマスク』の生産開始。

3か月後でした。

「社長、耳が痛くならないマスクの紐を利用したら装着が簡単なリングができるのではないですか」

「ナノフロントは白癬菌を抑止するデーターを以前もらっていますよ」

「良いものができるのではないですか」

弊社の医療統括責任者からの提言でした。

第3章

7月から試作そして社内でのモニタリングを開始、継続着用を可能にするための編地コース、編径の大きさ、違和感を覚えない縫製方法等を検討しながらの開発、日々の仕事に追われている工場長も根気よく協力してくれました。

〇指の間のジュクジュクがなくなった

〇痒みがでなくなった

〇リングと靴下の併用ができるのが良い

〇5本指に比べて履きやすい

 

そして、

〇歩きやすくなった

閉眼で30秒、重心動揺計で素足と爽快ふんばリングの測定、4名ですが爽快ふんばリングの有意性が検証できました。

〇巻き爪がある場合でも爪に引っ掛かりにくいので楽に装着

第3章

外反母趾、X脚の方の着用前と着用後のフットルック測定機による比較測定(2021年3月4日)

〇爽快ふんばリング装着前

〇爽快ふんばリング装着直後

足裏の足圧状態の大幅な改善が見られました。

 

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