綿2重式レッグカバー
開発物語
あぜ編み靴下をご愛用いただいている車いす生活の方より
「あぜ編み靴下、本当に暖かく24時間手放しません。でも車椅子に乗っていると後ろの脹脛あたりから感覚がなくなるほど足が冷えてきます」
「ひざ掛けをしていますが冷えます」
「締め付けず、暖かく、ずれにくいレックウォーマーをお願いします」
「ウールは駄目です。もちろんアクリルなどの化繊は痒くなったりかぶれたりします。あぜ編み靴下と同じ綿で作ってください」
の内容のお手紙をいただきました。
10日後に工場長の鼻を引くひくさせながら提案してきた試作品を送りました。
「大変暖かく、24時間身に着けています」
「カシミヤを触っている感触ですが本当に綿なのですか」
「今まで使っていたものはズレましたがズレないです」
「なかなか乾かないので洗い替え用と知人に紹介したいので購入させてください」とさっそくの注文をいただきました。
後日、商品紹介をされたと言われる方より
「糖尿病が原因で足が冷え苦しんできました。あぜ編み靴下とあぜ編みのレックウォーマー手放せません」
「膝窩を締め付けないので良いです。締めないのにズレないのですね。病院仲間に大いに宣伝させてもらいますよ」
の電話をいただきました。
この話、工場長に話したところ
「大きい編釜で大きく編み上げてソーピングでの温水管理で収縮させたので自信作だった」
と鼻をひくひくさせながらの説明を受けました。
平成18年の年賀状です。
『凡庸な経営者はすぐ値下げする』
『良い経営者は現状を維持する』
『偉大な経営者は商品開発をして消費者の心に火をつける』
大学時代の恩師からの言葉、終生の宝物です。